プログラミング 美徳の不幸

Ruby, Rails, JavaScriptなどのプログラミングまとめ、解説、備忘録。

立ち上げ黎明期のウェブサービス

まぁものにもよるんだけど、立ち上げ時のウェブサービスは画面遷移を3ページくらいにするのがちょうどよいのかもしれない。

3ページで何ができるのかという話だけど、食べログだとトップページ・検索ページ・店舗詳細ページですね。クックパッドもトップページ・検索ページ・レシピページ。

もちろんトップページから直接詳細ページに行く場合もあるだろうし、もっと迂回する場合もあるけど、コアバリューはこの2層下がるところで提供されている。

非ログインユーザがトップページから最大2層で、そのページでないと享受できないコアバリューを体験できるというサイト作りがまずは基本じゃないかなぁ。


これはサイトを小さくしようという話とは微妙に異なる。Railsで例えるとmodelの数を3つにしようという話ではないです。というか、画面が3画面に固定されている上で、modelが200個くらいあってもいいと思う。それだけ1ページが密になるわけだし。

controller/actionの数を3つにしようという話は、惜しいけど違う。ajaxを使いまくって内容を書き換える分には画面体験としては3ページ、アクションとしては20アクションということもあり得る。

純粋な画面遷移として、2回遷移してそこでしか得られない価値を提供する。簡単なようで難しい。難しいのは、とりあえずページをたくさんつくってそれっぽいサイトにするというようなズルができないため。


これを極限まで達成していると思えるのが、bokete。boketeはボケ一覧とボケ詳細の2画面しかたいていのユーザはほとんど見ない。はっきりいってボケ詳細すら、ついてるコメントを見たりするだけだから実際は一覧だけしかないようなものだ。
一覧に対して「注目」とか「新着」みたいなソートはあるにせよ、あれだけシンプルにユニークな価値を提供しているサービスも珍しい。

まぁもちろん、ボケては投稿があってなんぼなので、そこのエンジンを作るために別のフローもあるんだけど、ボケを見に来て軽く暇つぶしするユーザにはこの2画面で全く足りている。


とにかく、シンプルに、かつユニークに、価値を提供することを常に心がけないといけない。