プログラミング 美徳の不幸

Ruby, Rails, JavaScriptなどのプログラミングまとめ、解説、備忘録。

小保方さんの話

いつになく俗な話だけど、最近小保方さんが話題らしい。
どうも日本は近頃炎上気質というか、誰もが生贄となる個人を欲してそれを吊るし上げる傾向がある気がする。佐村河内さんにせよ、名前わすれたけどiPSのおっさんにしろ。


僕は化学はわからないので巷で言われているように、小保方さんがいろんな論文をコピペして好きなようにデータを作って論文にした的な、要するに捏造があったという前提で話をするけど、ちょっと調べればわかるような捏造とか嘘というのは、特殊な精神状態からくるもののような気がする。

世の中で虚言癖のある人とか意外といるけど、そういう人に対してとる態度は糾弾して追い詰めるよりも、ちょっとしたフォローないかと思うのです。

化学の世界、学問の世界では提出した論文に徹底した批判なり、あるいはそういう研究体制に対してメスというか、検証が入るのはいいことだと思いますが、これから小保方さんの人格について、多少の批判が加わるのはしょうがないとして、もう二度と社会復帰できないようなパッシングにつながらないか、危惧しています。

そういえば昔遺跡の発掘で捏造した人がいるけど(その人のホームグラウンドが宮城県だったので、地元で話題になったのを覚えています)、その人は捏造発覚後社会的信用が失墜したのはもちろん、プライベートでは離婚して解離性障害を発症し自分で右手の指を切断するなど、もう立ち直れるような状況ではないそうです。

メディアを賑わせる問題の人物も、バーチャルな存在ではなく卵のように実在する人間だということを、今一度考えてほしいなと思っています。