私のダービー史
競馬をやりはじめた中1のころが2004年で、そのときからちょうど10年経ったダービーでした。
10年前、私は仙台に住んでいて競馬はテレビ中継で見ましたが、そのときも今日のような暑い日でキングカメハメハという名馬が優勝しました。
あれから10年、あっという間でしたが省みれば一言で言い表せない時間を過ごしました。友との死別、恩師との確執、緊急手術、自殺未遂・・・。まぁ全部嘘ですが、とにかく2004年は2014年になり、2014年が2004年に戻ることはありません。
そういうことに思いを馳せると、1年はダービーに始まりダービーに終わるという格言の意味を少し垣間見た気分になりました。
馬券のほうは、ちょっと残念な結果でしたがこういう問題はお金ではないのです。大切なものは目にみえないというやつです。私は3万円をイスラボニータの単勝につぎ込み、3/4馬身差で敗れましたが、私が賭けて得たかったものはお金ではありません。
何かわかるでしょうか?
それは人間の尊厳です。僕も競馬歴10年の未熟者ですが、10年もやってるとさすがにお金をかけてお金を得るというステージを脱します。夢、ロマン、まぁその他もろもろ、なんでもいいのですがさきほど言ったように2014年が再び2004年になることはありません。そして、我々の一生も無限にあるわけではないので、人間の尊厳とは高速で流れ行く白いキャンバスに絵を描くことだと思うわけです。
とまぁ散った馬券の前にはなんでも言えます。明日からお仕事を頑張ります。
尋常じゃない人の数