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プログラミング 美徳の不幸

Ruby, Rails, JavaScriptなどのプログラミングまとめ、解説、備忘録。

話の裏側、外側

仕事のことで議論になるとわりとのめり込んでしまう。
かなり昔に読んだので記憶が定かではないが、確かアイザック・アシモフがムダ知識系のことをまとめた本で「人はセックスしてるときより会議室で本格的な議論になってるときのほうが興奮状態になる」と言っていた気がする。

仕事の議論と一口にいっても
google adwordsfacebook広告の二択だったら、こちらのほうが費用対効果がいい」という議論もあれば、「うちの会社は料理のことしかやってこなかったが、これからは他のこともやっていくべきか、あるいはそうではないのか」、もっと抽象的なものになると「私はあなたの考えを理解して反論しているつもりだがあなたはそうではない」等。

一般的には重要度が高いものほど抽象度が高くなってしまい、かつ解決が難しくなっていくと捉えられると思う。

ただ、個人的な経験から言って実は抽象度が高い問題は重要度は高くない。というより、いますぐ議論で解決すべき性質のものではない。

これもまた引用になるけど、「武士道とは死ぬことと見つけたり」で有名な葉隠に、処世術として「大事の思案は、軽くすべし」という語が掲載されている。葉隠の言わんとしてることはもちろん逆説で、「大事なことは一瞬の決断に労力を割くのではなく、日々考え続けなければならない。それでも決まらないことならいっそ簡単に決めちゃったほうがいい」ということ。


つまり、組織論であったり事業哲学、人間関係に起因する「どちらが正しいことを言ってるか」という類の話は、今すぐ相手と意見を一致させるというより日々考えながら長期で解決していかないとならない。

例えば相手が「XXXについては絶対に〜〜だ」と主張して聞かないとする。そしてこちらはそれは違うなと感じている。
相手はなぜそのように主張しているかというのが話の裏側。実は議論がお互い発展しすぎて、単に相手を打ち負かすために主張しているかもしれない。その場合、これを間に受けるのは時間の無駄で、明日になれば逆のことを言ってくれるかもしれない。

また、そもそもその主張自体がかなり些細な話であれば、徹底的に論破しようとすると相手のモチベーションが下がったりお互いの間に溝ができてしまうかもしれない。こうしてマクロに利害を考えるのが話の外側。

仕事の上の議論も案外「指原莉乃渡辺麻友どっちが1位にふさわしいか」みたいなレベルの話だったりするので、それが本当に重要か、重要ならなぜその場で今すぐ決めないといけないのかを意識しましょう。