プログラミング 美徳の不幸

Ruby, Rails, JavaScriptなどのプログラミングまとめ、解説、備忘録。

仮想通貨やVALUについて(雑感レベル)

考えを整理して、いくつか文献に当ってみてからまとめたい。

所感

「企業」=>「個人」という文脈と「国家」=>「プライベートな組織」という文脈を乱用してる人が多い。
前者はツールの進化と働き方の議論で、後者と分けて考えるべき。

仮想通貨は後者の議論。すなわち通貨発行権が国家から、個人や私企業に開放されていくという考え。

現時点で国家の通貨を裏付けとしない貨幣価値はごく一部。なんらかのポイントは供託金がある以上、一定の裏付けがなされている。
ビットコインなどの分類はよくわからないが、価値があるかは疑わしい。

少なくとも取引所はルールが存在し、ルールがある以上法律の裏付けがあるので、最終的には警察や裁判所などの機能を持った組織(つまり当面の間は国家)に帰属するもの。

ルールを破ったものになんらかの罰を与えることが、国家以外の機能にできるとは将来的にも思えない。
例えばVALUが特定個人をルール違反としてVALUを剥奪しても、日本の法律に保証を求めVALUはそれ(裁判所の決定)に従わざるを得ない。この時点で国家の管轄内となってしまう。

第一それができたとして、それって中世ドイツの領邦国家とか、ハプスブルク家的国家観じゃないですかね。それが望ましいとはとても思えないが・・


VALUは投資と考えるには配当の裏付けがない。
最終的な裏付けがそれ自体が価値、効用につながるものであれば市場は成立するかもしれない。
特定個人の時間を売買する、などは人によって価値が異なり売買が成立するし、最終的にはその個人が時間分の労働を販売するか、時価で買い戻すことが必要になるのでわかりやすい。
死亡したら価値を失うが、それそのものは不自然に思えない。