プログラミング 美徳の不幸

Ruby, Rails, JavaScriptなどのプログラミングまとめ、解説、備忘録。

イスラム国について

真面目な話だが、イスラム国の動向・ニュースを個人的にけっこう気にしている。
北大生がイスラム国に参加しようとしたというニュースがあったけど、例の書店には事件の黒幕となった30代の人物がおり、その人物が開成卒東大中退というちょっと個人的にどうしても気になってしまうというのもあるのだが、いかなる教義が異教徒を奴隷にしてよいとか捕虜を処刑してよいといった発想になるかとか、日本人のニートイスラム国で死を見出すことにどういう意味があるのかとか、いろんな点で関心がある。


とりあえずイスラムについては授業をとっていたこともあって東大の池内さんの話を第一に信用することにしているので、このへんを読むといいと思う。

ISISについて:池内恵と対談


「アル=カーイダ3.0」世代と変わるグローバル・ジハード



気になるのは、「すべてはコーランの教えのみが絶対で、異教徒は神のおまけで生かされている」という絶対主義と、「民主主義国家においては自然権をベースに宗教や政治には相対主義的な尺度が必要である」という"絶対主義"では、明らかに前者のほうにインセンティブがあるのではないかという状況である。つまり、私がいまイスラム教徒になったとしても日本で生活するのに(多少奇異な目で見られるかもしれないけど)ほとんど不自由はないが、その逆、つまりイスラム教徒にならなかったとしてイスラム国の支配域のもとに行くというケースでは生命が保証されない。そうだとしたら、日本人には突飛な話だけど、イスラム国といわゆるアメリカ主義の狭間にいる人々は、イスラム国を支持せざるを得ないのではないかということ。さらに従来の地域的な拡散から上の記事で述べられているところのグローバルジハードでは地理的な距離は無意味になっていくから、日本も人事ではない。



日本人はyoutuberとかで金儲けを考えてる間にイスラム国がSNSを使って破壊工作を考えているとしたら、負けないだろうか。勝ち目がない気がするけど...