競馬ファン的上半期総括
中2の僕は朝から晩まで競馬のことしか考えてなくて、未だ当時の重賞レースの結果ならある程度諳んじるくらいなんですが、その当時ぼくの中のスターホースといえばスイープトウショウとデュランダルでした。今では当時の活躍馬であったキングカメハメハ(正確には2004年ですが)とアドマイヤグルーヴの子供がダービーを勝つのだからサラブレッドにとって10年はあっという間の世代交代です。
そのスイープトウショウが宝塚記念を11番人気で完勝するという歴史的瞬間から今日で10年経ったと考えると胸に去来するものがあります。
で、今日の宝塚記念は、正直ファンとしては残念なものでした(注意 馬券は買ってない、したがって外した愚痴ではない)。まず本命で三連覇がかかったゴールドシップがいきなり出遅れて勝負にならなかったこと、そのあと前半のスローペースに加えて後半も対して上がりが速くなく、要するに消極的でレベルの低いものだったのです。
もちろんスローペースのよーいどんにも駆け引きがあり、勝負の結果としてタイムが遅くなることもあるのは重々承知なのですが、勝ちタイムの2.14.4は10年前の宝塚記念のブービーだったシルクフェイマスの2.13.5より遅いのです。(ただ、シルクフェイマスの名誉のために言うとシルクフェイマスはかなり強い馬でした。確か記憶によればこの馬は雨が降ると全然ダメだったのだけど、10年前の宝塚記念は午前中に少しだけ雨が降ったのです)
走破タイム主義ではありませんがレースの走破タイムとその年の競馬のレベルには一定の相関関係があることから、少し今日のレース、ひいては現世代のレベルが低いなという印象は否めません。
しかも私も知らなかったのですが先日ダービーを勝ったデュラメンテが故障で年内絶望だそうです。さらにハープスター、エピファネイア、トゥザワールド、リアルスティールあたりが全滅というじゃないですか。いったい何を楽しみにして下半期を過ごせばいいのかと思ってしまいます。
とまぁ悲観はここまでにして、少しだけ希望が持てる馬について個人的につらつら書いていこうと思います。
イスラボニータ
秋に無理に有馬記念まで出さなかったこと、今年に入っても出走レースを慎重に選んでいることに好感が持てます。秋に堅実に天皇賞、JC or マイルチャンピオンシップ、有馬記念のうち2Rを仕留めて欲しいです。
マイルに適正がありそうならジャパンカップを使わずマイルチャンピオンシップを取るのはありだと思います(マイルに強いのいないし)。ダイワメジャーのローテですね。あとはスタッフがしっかり成長させてダイワメジャー級まで持っていくか、ジェニュイン級にとどまるかが焦点でしょう。
トーホウジャッカル
現時点で最強レベルかもしれません。今日の宝塚記念は実質スローの1600mくらいのレースだと思いますがそれを休み明け4着。十分評価できるでしょう。秋にジャパンカップを2.23~くらいで走れそうなのは今のところこの馬だけじゃないかな。
キズナ
春は成績不振でしたが、まぁファンも多い馬なので秋に1度見せ場作って引退くらいの感じじゃないでしょうか。着実にG1一個取って欲しいですね。