プログラミング 美徳の不幸

Ruby, Rails, JavaScriptなどのプログラミングまとめ、解説、備忘録。

2020年の予想

ベンチャー業界では来年のトレンドを予測するのが通例のようなので私も。

あまりネガティブなことは言いたくないのですが、そろそろ景気循環やリセッションを唱える人が増えており、私も同感です。というのは、ベンチャー流入する資金は増えているが、期待の収益性を生み出していないと思う。要するに金は集まるけど利益が生まれてないと思います。

「うまくいっている風(だが実際は火の車)の会社」が2020年はたくさんあぶり出されるだろうと思います。

ベンチャーに風当たりが強くなると、大手企業で保守的に働くという選択肢が見直されるでしょう。
ただし、新卒一括採用や終身雇用などの旧来の制度は崩壊していく。とすると大企業をマーケットにして、そことコラボレーションして高付加価値を生み出したり、人材の流動化を促進するサービスや会社が伸びると思います。

具体的にはフリーランス的に雇用された頭脳労働者がチーム単位で大企業に潜り込むコンサルティングや受託ビジネスは伸びる。

また、社員のITスキルを伸ばす方面のビジネスや企業のIT分野の品質向上を実施するサービスも本格的に成熟すると思う。本格的というのは、例えばITパスポートをとるだとかプログラミングを覚えるみたいな即効性の薄いものではなく、高度に業務に組み込まれてRFPや要件定義書の作成を支援したり、レビューを実施するサービス(企業)。
そのテスト分野がSHIFTですが、組織体制上どうしても一定の品質保証をしなければならない業務に反復的に組み込まれるビジネスはまだまだブルーオーシャンのように感じます。

あとは人手不足を背景に、肉体労働的なビジネスはいい意味でも悪い意味でも面白いと思う。具体的には先日オフィスの電気工事(OAタップ設置)を実施した際に電気工事業者を探しましたが、ちゃんとした品質保証をしてくれそうなそれなりの会社がなかなか見つからなかった。これらの産業は人が集まれば儲かるし人がいなくなれば黒字倒産するような産業なので、うまく労働者を引き寄せる組織体が作れれば再現性をもって儲かりそうです。ツクルバとかWeWorkみたいなブランディングで、やってることは設計事務所だったり貸しオフィスみたいな。



ブロックチェーンについては、まだまだ先が長いのかなぁという所感で、今のエンタープライズブロックチェーンの文脈はほとんど成立しないのではないかなと感じています。
いずれにしてもしっかり商売をして利益を出す。この重要性を噛みしめる毎日です。