野島作品「聖者の行進」「家なき子」感想
古めのドラマ見ながら仕事してるんだけど、最近見たのがこの2つ。
どちらも脚本家は野島伸司という人物で、最近だと明日ママがいないが話題になった。
先に見たのが聖者の行進。そもそも中島みゆきの「糸」という曲があって、いい曲だなーと思ってたら聖者の行進の主題歌だと。きっといいドラマなんだろうと思ってみたらもうひどいのひどいの・・・。
簡単にあらすじをまとめると
聖者の行進
知的障害がある主人公のいしだ壱成は家族が面倒見れないのと自立のために知的障害者を支援・採用することで知られる町工場へ。障害に程度の差があるけど5,6人の工員ともすぐ仲良くなった。ところが町工場の社長は地元の名士と言われながら実態は障害者に暴力を振るったり、はては雛形あきこをレイプして妊娠させるようなクズだった。工場の職員の健常者もだいたいそんな感じで、11話あるうちの9話くらいは理不尽な暴力でしかないが、最後に障害者の一人(ネタバレだけど実は障害者を装ってる健常者だった)が工場に火をつけてわるいやつらは全部死ぬ。めでたしめでたし。
家なき子
安達祐実は酒浸りのDV義父の内藤剛志と、入院中の母(といっても例の安達祐実のババアではない)を持つ少女だが、生まれが貧乏なので窃盗を繰り返しクラスから浮いている。安達祐実を思った担任の保阪尚希は親身に相談に乗ったりサポートを続けるが、安達祐実は家に放火し父親を刑務所に送ったり、母親の親戚に引き取られたあともその親戚が保険金殺人未遂で逮捕されたりで、結局父親の借金のカタとして窃盗団に売られる。
ところが窃盗団の人たちは作中では一番まともで、厳しくも優しい人たちだった。窃盗団のボスのババアが逮捕されてから窃盗団は離散、安達祐実はまた変な人に引き取られる。
ところでこのころ初めはまともだった保阪尚希がいつの間にか財閥の社長になってて、自分の過去を知ってる安達祐実を殺そうとしてきたり、内藤剛志(父)も安達祐実を殺そうとしてきたりで、最終的には保阪尚希が内藤剛志を殺し、安達祐実がその罪をかぶる(!)
しかし内藤剛志は実は生きていて、保阪尚希はいろいろあってビルから転落死する(!!)